世界中を旅する海外ノマド56人が執筆した「海外ノマド入門」を発売しました。Googleで調べても載っていない、場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。
辛いことも、泥臭いことも、海外ノマドの現実を正直に書きました。ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。
さて、本記事ではここからが本番です。紙面の関係で、海外ノマド入門にどうしても載せきれなかった原稿がたくさんあります。
このまま、Google Driveに眠らせておくにはあまりにもったいないので、無料版「海外ノマド入門」として掲載します。
Webメディアだとスペースに制限がないので、原稿はできるだけ無修正です。ありのままの海外ノマドたちの想いや経験、知恵をお楽しみくださいー!はい、ここまでで導入は終わりです。
今回のテーマは「海外ノマドの貯金と金額」
今回は4人の海外ノマドに「毎月の貯金ルールとその目的や最終的な目標金額」を聞いてみました。僕の場合は、会社員時代はほとんど貯金してませんでした。「さすがに、ヤバい!」と感じて、フリーランスになってからは月収の25%を貯蓄・投資口座に入金しています。
フリーランスとしてノマドを続ける以上は、会社員よりも保障が少なくなってしまうので「稼げる時に稼いで、貯めれる時に貯める」は重要です。ただし「がんばった分だけ収入が増える」のもフリーランスノマドの特徴なので、やることはシンプルです。がんばればよい。
夫婦で世界中を旅している山田裕貴さん
2021年9月に結婚し、2022年3月に海外ノマドになりました。約1年と期間を決めて二人で海外ノマド生活。その間にふたりで毎月20万円ずつ貯めて、帰国したらその資金で結婚式を挙げる予定です。
序盤は稼いだ分がそのまま生活費に消えていく日々だったのですが、半年ほどたってようやく貯金できるようになりました。盛大な結婚式にするために頑張ります。
山田裕貴
観光業界に4年間勤務。結婚を機に退職し、夫婦でノマドに。元々旅が好きで学生時代はアフリカ縦断、会社員時代は有休を使ってパプアニューギニアやチベットへ。将来の移住先を探すために世界中を「試住」している。現在はトルコやジョージアに滞在し、広告制作やSNSプロデュースを行う。Twitter:@yama3_local
アートディレクター、料理研究家の市角壮玄さん
どの国に居てもお金をあまり使わず、散歩してカフェ巡りして、ローカルグルメを楽しんでいます。そうすると特に貯金額を決めていなくても増えていくのですが、考えてみれば浪費をしてしまう原因はストレスなのかも。
「自分にご褒美」という考え方は、普段が辛いからだとおもうので、ノマド暮らしをしてると毎日が自分にご褒美をあげてる状態だから特に何かを奮発する必要もなくなりました。あと、服の流行も海外はそんなに気にしないのでお金貯まりますね。笑 貯金は将来家族を持ったときのためと考えています。
市角壮玄
世界を旅しながら、複数の仕事をして暮らす。HOXAI という名義でアートディレクターとして企業や自治体 のデザインや映像制作をしたり、デザイン思考の講師をしたり。料理研究家や東京都の起業支援施設「SHT」の講師としても活動。BBT大学経営学部准教授。著書に『VEGESUSHI』。Twitter&Instagram:@hoxai
タイのプーケットに住む夫婦ノマド、chinamiさん
貯金額を決めるというよりは、その逆で、支出を決めて、それ以外は全額貯金(or投資)するようにしています。旦那と半分ずつ、Wiseをつかって共通の口座に送金して、支払いはすべてそこからです(今住んでいるタイではお互い11万くらい毎月送金)。
国ごとに予算は変わってくるので、そこは毎回調整しています。(航空券代は移動の距離などによって大きく変わってくるので、除外してます。)
chinami
現在は動画制作や翻訳、コンテンツ制作をしながら、 アメリカ人の旦那とノマド生活中。上智大学を卒業した後、オーストラリアに飛んだが、コロナで失業。一念発起し、大学在学中に習得した動画編集のスキルを活かして、PC1台で稼げるように。気がつけば夢のデジタルノマド的生き方を実現した。現在はタイのプーケットでゆるく働きながら、のびのびと暮らしている。
旅行ブロガー&マーケターノマドの鈴木信さん
金額は決めていないのですが、必要な出費を計算の上、それ以外の収入は全て貯金に回しています。フロー収入の30%、ストック収入は全て貯金に回すことを意識しています。
フロー収入は法人メディア運営のディレクション費用、ストック収入がブログ収入、動画編集のディレション費用、ブログ/Webライターのオンラインスクールの講師料などがそれに当たります。貯金する理由は、お金がなくて行きたい場所に行けない、(旅先で)やりたいことができないという機会損失を100%無くしたいからに他なりません。
鈴木信
43ヶ国渡航の旅ブロガー×旅行会社のWebマーケター×メディアディレクター。会員数1200人超のオンラインスクールのブログ講師も担当している。仕事も海外も大好きなので、海外ノマドは生きがい。やりたいことはヨーロッパでアイランドホッピングと全米全豪全英全仏オープン制覇。Twitter:@worldtips0106
書籍「海外ノマド入門」
株式会社スラッシュワーカーズ(以下、スラッシュワーカーズ)代表取締役 ルイス前田の著書『海外ノマド入門』が、2023年2月中旬より全国書店・Kindleなどの電子書籍にて販売されました。「好きな場所で暮らせるようになりたい」と思って[…]
連載「海外ノマド入門」の続き
「海外ノマド入門」に載せきれなかった海外ノマド56人の原稿は今後も「海外ノマド」カテゴリーで定期的に更新します。好きな場所で暮らしたいすべての人へ届きますように。
・なぜ、海外ノマドになりたいと思いましたか?
・海外ノマドになることを決めたきっかけは?
・ノマドになる自信がないんだけど、まず何をすればいい?
・海外ノマドを親に反対されましたか?どうやって説得しましたか?
・海外ノマド8人が実践した「英語の勉強方法」
・海外ノマドになる前に絶対に身につけるべき「スキル」
・海外ノマドとして食べていくために「どんなスキルをどれくらい」磨くべきか?
・海外ノマドって「会社を退職してから出発まで何してた?」7人の体験談
・海外ノマドが仕事やプライベートで「退職前にやったほうが良かったことは?」
・ノマドになって生活費が稼げない間のメンタルはどうやって維持していた?
・海外ノマドが収入を増やすためにやっている8種類の「工夫や努力」
・海外ノマドになって「会社員またはバイトの収入を超えたのはいつ」?
・海外ノマドになって収入が減ることへの不安は?どう受け止める?
・ノマドになって最初の仕事はいくらもらえた?その金額に対してどう感じた?
1ヶ月で10種類のリモートワークを海外に住みながら体験する「ノマドニア」
ちいさい子どもは習い事や遊びなど、さまざまな経験を経て自分の好きや得意を発見します。しかし、大人になるとそのような機会は失われてしまいます。
ノマドニアは「リモートワークで好きな場所で働きたい」という理想を叶える手段を見つけるための職業体験と、海外移住の体験をみなさまに提供します。